小向一實と備前焼

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「小向一實」の

       備前焼について




備前焼にはさまざまな技法が存在します。「小向一實」がめざす作品には、慣例的な技法
を踏襲して さらにあらたな方向性を私たちに見せてくれます。見て楽しむ器もあれば、そ
れそものもに料理を乗せてはじめて引き立つ、品のいい食器もあります。以下に小向が主
に用いる技法を紹介します。







酸化赤焼 本来、窯焚きにおいて窯内の温度の低い場所での作品の赤味色
は一窯焚き中、約1割程度のところ一窯焚き中全ての作品が赤味
になるように作品を詰め過ぎないようにして 酸素を多く含ませな
がら焼成するのもです。


須恵備前 備前焼のルーツでもあり 焼締めの原点に挑戦する 酸素の欠乏
した不完全燃焼の火炉で焚く還元炉焼成で 淡い灰黒色を出すも
のです。


グラデーション 一つの作品から土味の持つ全ての色(素焼の赤→高温の を表現
する為に窯の床に素焼の陶土を敷き詰めそこに作品を直接埋め
込み焼成する事でグラデーションを出したものです。



塩窯 塩釉も焼締めと同様に釉薬を使わず自然の焼成で穴窯の特色を
生かして酸化、還元焼成を行うものです。窯焚きの時、温度が千度
になるころ塩を窯に入れる事で青みがかかった色を出すものです。


パナリ焼 沖縄の焼物。本来は野焼きであったものを焼き締めに完成させ
た。窯の床面に貝殻を敷き詰めて焼成。

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