小向一實と備前焼

窯 焚 き

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窯詰めされた様子です。すでに奥から所狭しと並べられていました。こちらは最前列の画像になります。一番窯変が激しい部分です。
10月某日、ついに大窯に火が入りました。
窯上部から撮影したのものです。雑木で焚く小向ならではの窯焚が始まりました。
左から順に窯変の変化を観察します。窯に火を入れて約1週間程で、引き出しと言う作業をします。これは、大抵の作家がやらないことだそうです。というのも窯から作品をいきなり出すと急冷するのと同じで、割れたりします。

この「引き出し」の目的は胡麻の掛かり具合を時間を追って観察しながら、作業を進めるためです。24時間に一度の割で引き出して行きます。ひだりから右に見てください。徐々に胡麻が掛かってきているのがわかると思います。

この作業は、横焚きでも行なわれ、都合20個余りが引き出されます。

すでに1000度を超える高温になっています。とても中の様子は撮影できませんでした。
すでにこの時、デジタル温度計は1041度を表示していました。小さな焚き口に放り込まれた薪が音をたてて燃え盛っています。外の空気をどんどん吸い込みながら、わずかな時間で燃えていきます。(すごい!!)
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